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ICBA UK便り 


■森嶋洋子様からのメール<その1>



2011年5月25日

清水誠勝様

未曾有に自然災害に加えて、早春とはいえ厳しい寒さと雪に痛めつけられた御地にも、 自然は初夏の気配を届け始めているころかと存じます。10週間が過ぎましたが、まだ余震があちこちであるように伺っていますが、御地は如何でしょうか。お元気でいらっしゃいますようにと念じております。

頂いたメールのお便りをICBA UK支部の運営委員会の皆さんにご披露し、お申し越しのご希望について話し合いました。幸い、私たちの名誉会長であるオパール・ダンさんは幼児教育の専門家でいらっしゃるので、絵本の選択などをお願いする適任者です。
本選びをするに際して、保育園の子どもたちのことに関する情報を頂ければ幸いです。

1)英語教育をしている子どもたちの年齢は3歳から5歳までということですが、年齢別のクラスでしょうか。それとも一つのクラスにその年齢層の子どもたちがまざっているのでしょうか。

2)クラス毎の子どもの人数および保育所に来ている子どもの数。
私の孫たちも一番年少の孫でも小学校の上級になったので、最近のことはあまり判っていないのですがイギリスは一般的にいって、幼稚園や保育所ではいわゆる教科書的な本はあまり使ってないように思います。楽しい絵本的な本を使っているように思い
ます。

文庫の子どもたちに御地に届けるカード作りを頼んでいますが、それがだんだんと出来上がって私のところに送られて来ています。間もなく郵便でお届け出来ますので、今しばらくお待ち下さい。子どもたちの年齢も幼いのはまだ2歳以下ですし、中学生の子どももいますので、出来映えも様々です。7割以上が国際結家庭の子どもで、ほとんどの場合母親が日本人です。したがって家庭内では日本語を使っているのですが、父親とは英語、学校も英語ということです。しかしみんな日本が大好きですから、日本のことを知りたがっています。

子どもたちの行っている現地の学校で、イギリスの人たちも協力して被災地の子ども支援の募金のためのバザーや楽しいイベントが催されています。そのときの写真などもカードに取り入れているのもあります。

先日、ケンブリッジで行われた募金のためのチャリティー・ディナーでバラク・クシュナーご夫妻にお目にかかり、龍昌寺との縁を結んで下さったことのお礼を申し上げました。こうして人の輪が広がって行くことは私がかねがね願っていたことなので、本当に嬉しく存じます。その時、山田町出身で今ロンドンに在住している曲山るみ子さんという若い女性をご紹介いただきました。山田町が近くに感じられた思いでした。

いろいろとお忙しいと存じますが、保育所のことお願い申し上げます。

森嶋瑤子
ICBA UK支部